ダイワハウス xevo03建築記:その2(基礎工事:前編)

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ダイワハウスxevo03で家づくり中のマサポコ(@masapocosan)です。

いよいよ始まりました基礎工事。

建物の基礎となる部分だけあって、最重要の工程と言っても過言ではないかと。

今回はそんなダイワハウスxevo03の基礎工事について前編と後編の2回に分けてリポートをお届けします。

まずは前編をご覧下さい!

そもそも基礎工事とは何か

レポートに入る前に、そもそも基礎とは何かについて一応ご説明します。

例えば木造住宅の場合、家って木の柱を地面にそのまま突き刺して建てたりするものではないんですね。(実は私は家を建てるまで基礎についてよく知らなかったので、柱を突き刺して建ててる物とばかり思っていました・・・・・・)これは鉄骨住宅でも同じです。

まず地面と建物の間に、それを支える為に鉄筋コンクリート造の「基礎」を作り、その上に建物を建てていくのが近代建築の基本みたいです。

ここが基礎

基礎の役割としては、建物の重さなどの垂直な力や、地震の揺れなどによる水平な力を建物から地盤に分散して伝える、柱だけという点で地面に荷重をかけるのではなく、基礎という面に重さを分散させることで、建物が傾くことを防いでいるんですね。(これを不同沈下を防ぐと言います)

つまり、地盤と建物をつなぐとても重要な役割を担っているのです

そうした基礎をつくる工事を総称して「基礎工事」と呼びます。

そして、そんな基礎を作る「基礎工事」は、家づくりにおいて最重要の工程になると言っても過言ではないかと思います。

その為、この工程はたっぷり1ヶ月くらいの時間をかけてしっかりやってくれます。

基礎工事の工程

基礎工事の基本的な工程をここにまとめます

① 地縄張り・遣り方工事

縄で建物の形が示されています

地縄張りとは縄張りとも呼ばれますが、住宅の建築工事の初めに行うもので、敷地内における建物の配置を示していく作業です。 設計図書を確認しながら、縄やビニール紐で輪郭を地面に張って、建物の配置を示していきます。着工後最初の工程で、とても重要な作業です。

地縄張りが終わると遣り方を出します。遣り方とは、図面に記載されている建物の位置や基礎の高さなどの情報を、実際の敷地に写すためにつくられる仮設物(木の杭など)のことです。この作業を「遣り方を出す」と言い、建物の正確な位置を決める重要な作業です。

② 掘削工事

基礎を作るために地盤を掘削する作業のことです。「根切り」とも呼ぶそうです。

③ 砕石敷き・地業

ランマーを使って固めている様子 出典:福建住宅

掘削工事の後は、「砕石」と呼ばれる石を敷き詰め、「ランマー」と呼ばれる機械を使って地盤を締め固めます。地盤をしっかりとしめ固めることで、建物がすぐに沈んでしまうことを防止します。そして地盤をしめ固める作業のことを「地業」と呼びます。

④ 配筋

工事現場で見る、鉄の棒のような物を折り曲げて組み合わせた構造物。これを「鉄筋」と呼びます。
基礎は「鉄筋コンクリート」でできており、配筋とは鉄筋コンクリートに必要な鉄筋(鉄の棒)を図面通りに組み立てていく作業になります。

配筋は基礎の寿命や強度に直接影響がある非常に重要な工程で、建築基準法などでも様々なルールが決められています。

⑤ 型枠を組み、コンクリートを流す

写真では金属製の型枠(メタルフォーム)が使われています

「型枠」とは、コンクリートを流して固めるために設置する枠のことで、木や鉄製などの枠が使われます。型枠は設計図通りの配筋された鉄筋に沿って設置されます。

型枠を組む作業が終わると、コンクリート打設前に、アンカーボルトと呼ばれる建物の構造材と基礎をつなぐ金属製の部材を設置します。

その後、型枠の中にコンクリートを流し込む「コンクリート打設」を行います。

その後、型枠を外すまで一定の日数を置きます。これを養生(ようじょう)と呼びます。

⑥ 型枠を外して仕上げる

養生期間後に型枠を外し(脱型)、コンクリートに初期の不良が発生していないか、ひび割れや仕上がりの状態を確認します。アンカーボルトがコンクリート打設時にずれたり曲がったりしていないか、なども重要なポイントです。

ここまでで基礎工事が終了となります。

ダイワハウスxevo03の基礎工事レポート

ダイワハウスxevo03の基礎について

xevo03には、3階建て専用の「RC造布基礎」が使われています

布基礎、ベタ基礎の詳しい説明は、以下のサイトでご覧頂ければと思いますが、鉄骨住宅は布基礎が多いみたいですね(積水ハウスも鉄骨は布基礎でした)

立ち上がり幅は、220mmを確保しています。直径19mmの主筋を横2列×縦2段のダブル配筋です。

1,2階建ての基礎は主筋が上下1本ずつみたいですので、3階建ては、やはりより強固な基礎になっているようですね。

また、湿気を帯びやすい基礎と構造体の間には、150mmの鋼製土台を配置し、構造体の錆を防ぐことで、耐久性も高めています。

着工後4日目

以前もらった工程表を見てみますと、今回の工事は先行外構工事の後に行われる基礎工程である事が分かりますね。

ちなみに基礎工事開始は4日目からでした。

仕事帰りに覗いてみますと、工程で言うと「砕石敷き」がされたのか、地面が綺麗に平らになっていました。

地盤改良工事で埋設した鋼管の頭が見えますね。

その周りにあるセメントのペーストみたいなのは何でしょうか?

着工後8日目

休みを挟んで8日目。朝現場に行きますと鉄筋を積んだ車が止まっており、配筋工事になるようでした。

工場であらかじめある程度の形に組まれた状態で運ばれてくるのですね。(てっきり細い鉄筋を1本1本組んでいくのかと思っていました)

設計図を見ながら、実際の建物の形に沿って鉄筋を配置していきます。(配筋)

夕方仕事が終わって見に行くと、大まかな建物の形が分かるくらいに鉄筋が組まれていました。

着工後9日目

この日も前日の続きで配筋工事だったみたいです。仕事終わりに覗いてみると、すっかり綺麗に鉄筋が組み上がっていました!

特に詳しい知識も持ち合わせていないので、この鉄筋が他社に比べてどうなのとかは分かりませんが、今まで散々見てきた図面の通りに間取りが表現されているのを見て、「ついに家が建つんだな」とやっと実感が湧いてきました。

着工後10日目

6日目は、鉄筋に沿って型枠が設置されました。

ちなみにダイワハウスxevo03の型枠は金属製でした。

ここに次回以降にコンクリートが流し込まれる訳ですね。

基礎工事も佳境を迎えようとしているところで、続きは後編でお届けしたいと思います。

次の記事も是非宜しくお願い致します!

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