積水ハウス 住まいの夢工場見学レポ

住まいの夢工場

ご訪問いただきありがとうございます!
ハウスメーカー選び真っ最中のマサポコ(@masapocosan)です。

先日、積水ハウスの営業さん(店長)に誘われ、「住まいの夢工場」という、住まいのテーマパーク的な施設に見学に行ってきました。

色々な建物が見られたり、興味深い話が聞けたのでレポしたいと思います。

ちなみに、施設内は撮影禁止だそうなので、ほぼお弁当の写真しか撮っていません。

あまり面白くないかも知れませんが、宜しければ読んで頂ければと思います。

以下、目次です。

積水ハウス 住まいの夢工場について

積水ハウス 住まいの夢工場とは

住まいの夢工場

住まいづくりがまるごとわかる、体験型ミュージアム。

生涯にわたる「安全・安心・快適」な住まいのために、

さまざまな疑問を、実際に見て、触って、楽しみながら

体験・納得していただけます。

それが 「住まいの夢工場」です。

出典:住まいの夢工場 積水ハウス

広い敷地の中に点在する積水ハウスの色々なモデルハウスを見学出来たり、構造や技術について色々な比較実験を見たりしながら学ぶことが出来る施設です。

イメージ的には、「住宅全てが積水ハウス製の住宅展示場」みたいに思って頂ければと思います。

震度7での制震や免震の体験なんかも出来るみたいで、どちらかというと遊園地みたいで子供も楽しめると思います(実際うちの子供も楽しそうに過ごしていました)

ちなみに、豪華なお弁当も出ますよ

積水ハウス 関東住まいの夢工場施設マップ

積水ハウスのサイトから画像をお借りして掲載しておきます。ご覧のように広大な敷地に沢山の建物があり、正直1日では回りきれないかも知れません。

住まいの夢工場見学方法について

以前は近所の展示場から貸し切りバスで往復送迎を実施していたみたいですが、コロナ禍の現在(2020年)はハイヤーでの送迎を実施しているそうです!(無料です)

完全予約制の施設だそうで、予約がない場合は一切見学させてくれないので、もし見学を希望される方は公式サイトもしくは担当の営業さん経由で予約をしましょう。

積水ハウス 住まいの夢工場 見学レポ

住まいの夢工場到着まで

基本は上記にも記載したとおり、バスやハイヤーで送迎してくれるそうですが、私は、小さい子供もいるもので、あまり気を遣いたくなかったのもあり自分の車で行く事にしました。

送迎して貰えば交通費もかからないし、楽だし、お得だと思いますよ!

私は関東工場に行きましたが途中迷うこともなく、圏央道五霞ICまで行ってしまえば、そこからは10分程度で工場に到着しました。ICからはトラックが多く、時間帯によっては渋滞しそうなので時間を約束している場合は多少の余裕を見ておいた方が良いかも知れません。

エントランス~シアタールーム

今回我が家の計画については、メイン担当の店長と、もう1人担当営業さんが付くと言う2人体制でやってくれるとのことで、エントランスでは2人がお出迎え。

二人目の営業さん

もう一人の担当さんは店長さん曰く

彼女はキャリアとしては中堅の年数ですが、勉強熱心な上に家造りに関する知識はオタクレベルで正直私よりも上です。これからのマサポコ様のおうち造りでも頼りになるかと思います!

とのことです。

軽く挨拶を済ませた後、2人の案内でウェルカムセンター内へ。サーマルカメラでの検温の後シアターに案内されました。

シアターでの映像は正直あまり覚えておりません(汗

思い出に残る家を作ろうみたいな内容だったような(適当

その後の演出は中々面白かったですね!良かったら是非見学して体験して頂きたいです。

シャーウッド館

まず案内されたのはシャーウッド館でした。

シャーウッド館は、積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」について、実際にシャーウッド住宅の中で技術的な解説が聞ける施設となっています。

積水ハウス独自の「シャーウッド構法」が他の木造工法に対して勝っている点や、耐震性、断熱性能など、色々な実験を交えて体験できました。

シャーウッド構法とは
木造軸組構造の一種で、科学的に強度が確保された「シャーウッドプレミアム構造材(集成材)」を積水ハウス独自のメタルジョイント(金属の金具)で、柱同士はもとより、柱と基礎の接合もメタルジョイントで行う構法。

出典:積水ハウス シャーウッド構法

構造材と基礎がメタルジョイントで直接接合されている

シャーウッドの特徴は、他社の木造住宅に使われている木材とは違い、科学的に強度が保証された集成材を使うことにより、柱の少ない大空間が作れる事や、高い天井も可能とのことで、モデルハウスも広々した空間が多く、とても開放的な作りでした。

科学的に強度が保証されている集成材を使っている事がポイントでして、これが信頼性に繋がっているんですよ。私はこれを知ってから他社で木造住宅を建てるのがちょっと怖くなりました

中でも、シャーウッドといえば、外壁の「ベルバーン」が大きな特徴ですが、こちらの堅牢性や、耐火性能なども体験できました。

ベルバーン外壁
積水ハウスが誇る陶板外壁 ベルバーン

ベルバーンとは
「陶版外壁ベルバーン」は、積水ハウスの木造住宅シャーウッドなどに使用される、大型陶版外壁材です。工業製品として厳しい品質管理のもと生産され、優れた耐候性、耐久性、強度を保持しているほか、表面硬度も高く、釘で引っ掻いても傷が付きません(モース硬度6。5)。また、釉薬(上薬)を塗って焼成によって発色させているので、色褪せすることなく永く美しさを保つことが出来ます。さらに、焼き物ならではの土の温かみや自然な風合いを活かした意匠により、年月を重ねるごとに質感が深まる佇まいを実現できます。

出典:積水ハウス ベルバーン

展示されたベルバーンを実際に釘でこすって、その硬さを体験する事ができたのですが、こすっても全く傷がつきませんでした!逆に釘が削れて丸くなってしまうくらいで、ベルバーンの耐久性能の高さが体感できましたね。

またシャーウッド館には、外壁の耐火性を体感できる実演コーナーがありました。

「火炎くん」というドラゴンの置物が炎を噴いて設置された外壁を実際にあぶるのですが、外壁の内側は触っても全く熱くなく、火事の際も安心だなと肌で感じられ、説得力のある見せ方でした。

木造住宅って、隣家の火事の際にもらい火で燃えてしまわないのかなという、なんとなく不安がありましたが、そういう心配もいらないのかも知れないと思わせられました。(実際に実家に住んでいたときに隣家の火事で全焼した経験があるもので)

3階の、リビングとフラットに続く事で一体感があり、更に軒が深いバルコニーのデザインがとてもステキで、これだけで積水ハウスに気持ちが傾いてしまいそうでした。

フレキシブルβラボ

フレキシブルβラボは、積水ハウスの3階建て以上の鉄骨住宅にて採用される「フレキシルブβシステム」について、色々な解説が聞ける施設となっています。

フレキシブルβシステムとは
各階の柱の位置は自由に動かせ、また、必ずしも「通し柱」は必要でなないため、コーナーにも窓が設置できるなど、プランや開口部を自由に設計できます。
250mm刻みでプランニング可能。選べる天井高と都市の規制に柔軟に対応する屋根型で貴重な敷地を隅々まで活用できます。
また、最大9メートルのスパンに対応し、乗用車3台分の駐車スペースの確保や大開口の窓の設置が可能です。

出典:積水ハウス フレキシブルβシステム

中に入ると、まずは一般的な鉄骨構造の部屋を見せて貰った後、開放感のあるリビングに通され、「フレキシブルβシステムならばこんな開放感のある居住空間を体験できますよ!」という演出がなされていました。

フレキシブルβシステムで作られた開放感のある居住空間

ただ、一般的な鉄骨構造の部屋が狭くて天井も低く作ってあり悪意があるようにも感じられましたが。

フレキシブルβシステムでは、一般的な重量鉄骨造と違い、通し柱がいらないため、各階が別の階の間取りの制約を受けずに自由に設計できるのが大きな特徴とのことです。

フレキシブルβシステム
フレキシブルβシステムと一般的な重量鉄骨造と違い

3メートル近くのオーバーハングが出来る事や、制震性能、断熱性能、外壁の強固さ、地震の際の外壁の壊れにくさなど、色々な実験で体験できる内容となっています。

オーバーハングで駐車スペースを確保できるという演出

ここでもシャーウッドで見られた火炎くんが出てきて外壁を炎であぶってました。

フレキシブルβラボの住宅性能をこれでもか!と見せつける内容で、積水ハウスの演出能力の高さを見せつけられましたね。

ただ、「積水ハウスはメーターモジュール採用なので、他者に比べて余裕のある間取りが出来ますよ」という説明がありましたが、結局使える総面積的な制約は変わらないのでどこかにしわ寄せが来るんじゃないかなというのは疑問ですね。

グラヴィスステージ

積水ハウスの誇るシャーウッド:フラッグシップモデルが「グラヴィスステージ」です。

茶道の師範の邸宅をイメージしたとのことで、広い和室が特徴的でした。

あとは、隠れ家的な中庭を望む書斎や、開けたベッドルーム(実際にこんなベッドルームだと落ち着かなそうでしたが)、ガラス張りで透け透けのバスルームなど、さすがフラッグシップと思える豪華な邸宅で、実際にはこんなの建てられないですが、色々と取り入れたいデザインがあり、参考になる部分もありました。

グラヴィスステージの書斎
グラヴィスステージの書斎

うちの子は、なぜか書斎が気に入ってしまい、中々出てきませんでしたw

渋い3歳児です。

秘密基地感のある書斎で、あんな書斎があったら最高だろうなぁと思えましたが、そんな敷地もないので無理でした(汗

小林さんち

小林さんちの「ファミリースイート」

他のモデルハウス程豪華で現実離れした邸宅じゃなく、実際に生活感があるけれども色々な暮らしや間取りのアイデアが詰まっているのが「小林さんち」です。

吹き抜けのある大きなリビング。積水ハウスが最近提唱している大空間リビング「ファミリースイート」を再現した住宅だそうで、家族みんなが集まり快適に過ごせる事を一番に考え、設計されているそうです。

ファミリースイートとは
家族が集まる場所を一番心地よく、一番幸せを感じる場所にするための大空間のことです。
家族が自分たちらしく、快適に、思い思いにくつろぐ、空間と暮らしの提案です。

出典:積水ハウス ファミリースイート

最近流行の「アイランドキッチン」や、「スタディスペース」、外と中のつながりが一体化した「フラットバルコニー」や、家族の衣類を一カ所にまとめる「ファミリークローゼット」など、自分の家づくりでも取り入れたいアイデアがいっぱいで、ここが一番見ていて楽しかったですね。

特にリビング階段の下にある納戸と、その奥の秘密基地的なスペースは、子供が楽しめそうで、こういう遊び心のある家づくりっていいな~と思えました。

可能ならば自分の家にも取り入れたいですね。

お弁当

途中、お昼休憩時にはお弁当が無料で提供されました。また飲み物も無料で、自動販売機から好きなだけ頼んで飲むことも出来るという太っ腹っぷり!

住まいの夢工場見学で出たお弁当です
豪華なお弁当
お弁当の中身
お弁当の中身はこんな感じです。

ソーシャルディスタンスを意識して、他の見学者との距離も十分に取って安心してお食事が出来ました。

食堂からの景色も綺麗な中庭が臨めるロケーションで最高でした。

住まいの夢工場

換気の為の窓から時々セミが入ってきたのがビックリでしたがw

まとめ

とても広く、10以上の施設があるのですが、1日では全然回りきれなかったです。

一つ残念だったのは、イベント中じゃないと震度7の地震体験が出来なかった事。これから見学に行かれる方は、地震体験もしてみたいのなら事前に確認してから行かれるのが宜しいかと思います。

住まいの夢工場を見学された方の7割が契約しているという事で、実際に色々体験したり見てみると、積水ハウスに対して気持ちが傾き始めたマサポコです。

次回は、ダイワハウスの見学に行った際のご報告が出来ればと思います。