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ガジェット大好きマサポコ(@masapocosan)です。
2021年2月現在、最近ニュースで音声SNS「Clubhouse」が話題に上がる事が増えてきていますように、ここ数年「音声コンテンツ」が盛り上がってきているそうです。
YouTubeやNetflixを始めとした「動画コンテンツ」全盛の現在、今更音声コンテンツ?と思われるかも知れませんが、「音声だけ」というその形式が、「ながら視聴」に最適なことが逆に人気の秘密みたいです。
今回は、そんな「音声コンテンツ」の特徴や、おすすめの「音声コンテンツ」のご紹介をしていきたいと思います!
どうぞご覧下さい!
音声コンテンツについて

音声コンテンツってそもそも何?
文字通り、「音声」だけで作成されたコンテンツのことです。音声だけなので、当然ディスプレイは必要なく、スピーカーやイヤホン等の音声出力装置があればどこでも楽しめます。
この「音声コンテンツ」を配信するためのプラットフォームやメディア(例えばアプリなど)を「配信サービス」と言います。
イメージとしてはラジオみたいな物ですね。ラジオという「配信サービス」を通じて、色々な番組という「音声コンテンツ」を聴くことが出来ると言う風に理解して頂ければと思います。

音声コンテンツの種類
種類については、明確な定義もなく、どれも「音声だけで作成されている」と言うことには変わりもないため、種類分けが果たして適切かどうか難しいところですが、よく聴く用語をまとめてみました。
- ポッドキャスト
- オーディオブック
- インターネットラジオ
- 音声配信サービス
- 音声SNS
ポッドキャスト
様々な音声番組をインターネットを通して聴くことが出来るサービスです。
連続ドラマや、数分で終わる英会話レッスン、中にはラジオ番組を再編集して聞きやすくした物など、色々な番組が配信されています。
オーディオブック
既に書籍として発売されている物などについて、朗読した音声を聴くことが出来るサービスです。自分で文字を読まずに耳から読書を楽しむことが出来ます。
内容は通常の書籍と変わらない物がほとんどですが、中にはオーディオブック用により分かりやすく編集された物もあります。
インターネットラジオ
ラジオ局がFMやAMといった電波で放送するラジオとは区別され、インターネットの配信サービスを通じて、ラジオ局や個人などがラジオ番組を配信するサービスです。ラジオ局が配信しているものは内容的には通常のラジオ番組と差はないとされています。(無料で聞けるので、当然通常のラジオと同じように広告も付きます)
ただ、アプリを通じて収録風景などの動画を閲覧したりする事が出来るものもあり、差別化が図られる流れになって来ています。
インターネットを通じて聴くことが出来るため、地域を問わずローカル番組を聴くことが出来るという特徴もあります。
音声配信サービス
文字通り、音声コンテンツを配信できるサービスです。ポッドキャストと何が違うの?と思われるかと思いますが、ポッドキャストは配信サービスの縛りがなく、色々なサービスを通して聴くことが出来る場合が多いですが、こちらの音声配信サービスは、これからご紹介する配信サービス(アプリなど)に紐付けられており、基本的にはその配信サービス独自の番組である事が多いです。
音声SNS
SNSと言えば、TwitterやFacebook、Instagramに代表されるように、まずはディスプレイを通して「視覚」で情報を得て利用する物ばかりでしたが、最近話題に上がる事が増えた「Clubhouse」は、「音声で交流する」事を目的に作られたSNSと言うことが新しいですね。
音声コンテンツが注目されている理由
近年音声コンテンツが伸びてきている理由ですが、スマホやスマートスピーカーの普及、技術革新によって配信自体が簡単になった、聴く環境が増えてきた等もあるかと思いますが、audiobook.jpのキャッチコピー「耳は意外とヒマしてる」に表されるように、耳を使うと言うことへの需要が新たに見出されたことが大きいです。
聴きながらでも他の事が出来る
聴くという動作は、掃除・洗濯等の家事や、通勤での移動などの他の動作と並行して行う事が出来ます。私も実際に筋トレや、通勤時にオーディオブックや音声配信を聴いていますが、特に移動時に関しては、今まで駅までの長い距離の移動が苦痛でしたが、音声メディアを聴き始めてからは一転とても楽しい時間に変わりました。(最近は一駅前で降りて片道30分積極的に歩いています)
参入障壁が低い
動画コンテンツの制作には、機材の購入や編集にはそれ相応の機材やスキルが必要で、初心者には中々敷居が高い部分がありますが、音声コンテンツの場合はマイクさえあれば(それ以前に、スマートフォンだけで録音する事も出来ます)簡単に録音できます。編集などもスマートフォンで手軽に出来ますので、個人の参入障壁が格段に低く、コンテンツの拡充(品質の善し悪しはあるが)につながり、市場の盛り上がりに寄与しています。
コンテンツからのエンゲージメント率が高い
音声コンテンツに付随する広告(オーディオアド)を調査しているNielsen Media Labによる調査では、Spotifyへのオーディオアドは、一般のウェブサイトでのディスプレイ広告に比べてブランド想起が24%アップ、関心・購買意欲が2倍、広告理解が28%アップしたとの調査結果も出ています。
また、BBCによる調査でも、他の事をしながらの「ながら聞き」でもビデオ広告やディスプレイ広告等に比べてエンゲージメント率が16%アップしたとの調査もあり、音声コンテンツの優位性が見出されたことも、近年の市場規模拡大に繋がっています。
音声コンテンツの配信サービス

ポッドキャストアプリ
こちらでは代表的なポッドキャストサービスをご紹介します。
Apple Podcast

やはりポッドキャストと言えば、そもそもがiPodから始まったことを考えますと、まずはApple Podcastでしょう。気に入った番組をサブスクリプション登録しておけば、最新エピソードが配信されてすぐに聴くことができます。
また、Wi-Fi環境等でバックグラウンドでのダウンロード機能もあり、インターネット環境のないところでも聴くことが可能です。
Google ポッドキャスト

Google ポッドキャストはGoogleが運営しているポッドキャスト配信サービスです。主にAndroidスマートフォンユーザー向けに提供されていますが、iOSでもアプリの配信がされており、端末によらず、Googleアカウントに紐付けて管理することが出来ます。
Googleアシスタントとの連携にも優れており、音声検索などで番組を探すことも出来ます。
Spotify

ストリーミング音楽配信、音楽サブスクリプションのイメージが強いSpotifyですが、ポッドキャストの配信プラットフォームとしての側面も備えております。
世界最大のストリーミング音楽配信サービスであり、使い勝手にも定評のあるアプリを通じて、世界中のポッドキャストを管理し、簡単に聴くことが出来ます。
既にSpotifyユーザーならばそのままポッドキャストの利用にも使えますね。
Amazon Music

Amazonが運営するAmazon MusicはAmazonのプライム会員ならば無料で利用できます。プライム会員でない方も、定額料金で利用できるサービスです。
Amazon Music独占配信のポッドキャストもあり、他との差別化が図られています。
また、Amazonのアレクサ端末で簡単に聴くことが出来ることも特徴ですね。
プライム会員の方ならば無料で使えるので、独占配信番組に興味のある方は選ぶ動機の一つになるのではないでしょうか。
オーディオブック
オーディオブックも様々な配信サービスがあります。主にスマートフォンで利用される方が多いと思いますので、そちらに関連したサービスをご紹介します。
Audible

Audible(オーディブル)は、Amazonが運営するオーディオブック配信サービスです。プロのナレーターが朗読した書籍を音声で聞く事が出来ます。
特徴は、月額固定料金(1,500円)で、どんな本でも1冊1か月に一つ手に入れることが出来るというシステムでしょう。このシステムの対象書籍は、オーディブルで聴ける全ての書籍が対象です!
例えば、電子書籍で買うと数千円~かかるような本も選ぶことが出来ますので、長く続けるならばお得にオーディオブックを聴くことが出来ます。ラインナップも日本最大級です。
手に入れた本はずっと自分の物になりますので、会員でいる限りは何度でも聞き直しが可能です。
もちろん、1か月のうちに追加で他の本を購入することも出来ます。(その場合は通常の購入費がかかりますが)
ただし、月額料金制なので、積極的に使っていかないと損をする可能性もあります。これは逆に「お金を払っているのだから、聴かないと!」とモチベーションの維持にも繋がるかも知れないのでデメリットばかりとも言えないかも知れないですが。
初月は無料で使えて、好きな本を一冊もらえますので、オーディオブックの入門にもオススメです!(初月で解約しても料金はかかりません)
audiobook.jp

audiobook.jpは日本国内最大規模のオーディオブックサービスです。一冊毎の買い切りプランと、月額固定料金のプランがあります。
月額固定料金プランでは、750円で1ヶ月聴き放題でオーディオブックが楽しめます。ただし、全ての書籍が対象というわけではなく、聴き放題プラン対象外な物がラインナップにあるのも事実です。
自分が聴きたい本が聴き放題プランにない場合は、別途料金を払って購入する必要があります。
ただ、オーディオブックのラインナップは国内最大規模だけあってかなり豊富に揃っています。アプリも使いやすいのでオススメです。
今なら30日間無料でお試しも出来ますので、オーディオブックの入門にいかがでしょうか。
LibriVox

世界中の著作権が切れた名作を、色々な国の言語で読み上げたオーディオブックが公開されているサービスです。
主に英語で読まれている作品が多いですが、日本語に翻訳された物も100件以上あります。全て無料で楽しめますので、オーディオブックの体験にもオススメですね!
サイトから直接ダウンロードすることも出来ますし、スマートフォン用のアプリも公開されています。
Apple Books

iOS標準で搭載されている「Books」アプリですが、こちらでは電子書籍に加えてオーディオブックの配信もされています。
iPhoneユーザーならば標準で搭載されているアプリでオーディオブックが楽しめると言うことで、敷居が低いのが特徴ですね。セールもちょくちょくやっていますので、見てみると良いかも知れません。
ただし、オーディオブックと電子書籍とが明確に内部で分かれていないため、探しにくい、管理しにくいのが少し難点かも知れません。
Google Play Books

Android端末に標準で搭載されている機能でオーディオブックも楽しめます。アプリ自体はiOSでも配信されていますので、iPhoneでの利用も可能です。
Googleアカウントで全て一括して管理したいという方は、Google Play Booksもオススメですね。
flier(フライヤー)

書籍の要約サービス「flier(フライヤー)」ですが、無料の会員登録により20冊まで要約されたオーディオブックを聴くことが出来ます。
また月額会員登録をする事で、毎月5冊までの有料の要約コンテンツを閲覧することが出来ます。
気に入って本編を読んだり聞いてみたい場合は、ECサイトのリンクがある為そちらから購入出来る仕組みです。
インターネットラジオ
日本だけでなく、世界の様々なラジオ番組も聴くことが出来るのが「インターネットラジオ」です。ラジオ局が放送している物が多いですが、中には個人で配信しているものもあり、そういった物も聴くことが出来ます。
radiko(ラジコ)

radiko(ラジコ)は、日本全国の民放ラジオ・NHKラジオを聴くことが出来るサービスです。スマートフォンアプリやパソコンからも聴くことが出来ます。
特徴は、エリアフリーである事から、例えば沖縄のラジオ局の放送を北海道で聴くことも出来ます。
また、放送中の番組を聴くのはもちろん、タイムフリー機能で過去1週間の番組を聴くことが出来ます。
登録者数は1000万人を越え、音声配信サービスとしては日本最大となっています。
TuneIn

世界中のラジオ放送を聴くことが出来るのが、この「TuneIn」です。
PCでも聴けますし、スマートフォン向けの専用アプリもあり、対応放送数も世界最大です。
「24時間ジャズ放送」みたいなチャンネルもあり、BGM代わりに聴くのもいいですね。
ただし、日本国内の番組についてはあまり数がないので、国内放送が聴きたいという場合は、上の「radiko」をオススメします。
Jpradio.jp
JPradio.jpは、インターネットラジオ日本と呼ばれ、日本国内の人気ラジオ放送を無料で聴くことができます。
視聴はサイトから直接行う形のため、アプリ等はありませんが、サイトにアクセスし、聴きたいラジオ局のアイコンをクリックするだけの簡単で視聴が開始できます。
お気に入り登録や、最近聞いたラジオの履歴を残しておくことも出来ます。
ラジオクラウド

TBS系列のラジオ番組が聴けるサービスです。番組をあらかじめダウンロードしておいて、電波の届かない場所で聴くことも出来ますし、オリジナルコンテンツを聴くことも出来ます。
音声配信サービス
Voicy(ボイシー)

音声配信プラットフォームの「Voicy」は、様々なジャンルの番組を配信されています。配信には審査がある為、全体的に品質の良い番組が多いのが特徴です。
Google Homeへの番組の提供も行っているため、Google Nestで音声操作で番組を聴くことも出来ます。
stand.fm

「stand.fm」は、簡単な操作で誰でも配信が出来る音声プラットフォームです。スマートフォン一つで録音から配信まで気軽に出来ます。
リアルタイムでリスナーとコミュニケーションを取る機能や、ゲストを招いて一緒に配信を行う機能もあります。
また、収録を行う場合も同じアプリケーションを使っている人とコラボ機能で会話をしながら収録を行う事も出来ます。
リスナーからの質問やメッセージを受け取る機能もあり、個人が簡単に音声配信・番組作りのための機能が充実しているのが大きな特徴です。
タレントやインフルエンサーの進出も進んでおり、最近伸びてきているサービスです。
ヒマラヤ(Himalaya)

中国発の音声配信サービスが「ヒマラヤ(Himalaya)」です。
中国では6億ユーザーを抱えており、最大のプラットフォームとなっています。
公式番組ももちろんですが、個人での配信も簡単にでき、アプリを使って簡単に視聴することが出来ます。また、SNS機能もあり、これ自体で一つのコミュニティを構築することも出来ます。
気に入った番組には「投げ銭」機能もあり、課金して応援することも出来ます。
音声配信サービスだけでなく、オーディオブックにも対応しています。
AuDee(オーディー)

AuDee(オーディー)は、TOKYO FMと株式会社ジャパンエフエムネットワーク(JFNC)が共同で提供しているオーディオコンテンツのプラットフォームです。
インターネット用に特化した配信専用の「オンデマンドオーディオコンテンツ」を中心に、人気番組のスピンオフコンテンツも楽しめます。
Radiotalk

Radiotalkは、誰でも1タップで始められる無料の音声配信サービスです。効果音の追加や編集・変声、ポッドキャストへの自動配信まで、スマホ1台で簡単に行えます。
また、ポッドキャストなどの様々なプラットフォームに自動配信が可能です。リモート招待機能を使うことで、直接会わなくても複数人とのトークも配信可能です。
note(ノート)の音声配信サービス

「note(ノート)」と言えば、簡単に文章記事の投稿が可能なサービスとして近年伸びてきていますが、音声配信サービスも行っています。
音声記事も有料での販売が出来ますので、記事によって価格を変えたり、無料で公開する範囲を決めたりと言ったことが出来ます。
Spoon(スプーン)

Spoonは、個人ラジオの配信サービスです。顔出しを必要とせず、「声で繋がる」「声で自分らしさを表現出来る」サービスを目指しています。ラジオを配信しながらリアルタイムでリスナーとコミュニケーションを取ることが可能で、1回につき最大2時間の配信ができます。ライブ配信だけでなく、録音済みの音声を配信することも可能です。
また、音声掲示板のようなサービスがあり、セリフのリクエストや、大喜利などが投稿できます。ボタンを押すだけで録音でき、非常に簡単に投稿できるのが特徴です。
ランキング機能も備えており、人気のある配信もすぐにわかります。日本を含めて6ヵ国語に対応しています。
音声SNS
Clubhouse

Clubhouseは音声で交流するSNSです。参加者は、「Room」と呼ばれる、それぞれ自由に設定・作成されたトピックの部屋で自由に交流を持ち、発言を行う事が出来る様になっています。
元々は、車社会のアメリカで、車の運転中でも交流が出来るように音声に特化したSNSの可能性に目を付けた人たちによって作られたとか。
Clubhouseは、Roomごとに区切られた、良い意味での「閉鎖性」が心地よいこと、また録音もされないのでわりと気楽に楽しめるのが人気の秘密みたいですが、まだβ版でiOS限定かつ招待制なので参加できる人数は限りがあります(2021年2月現在)
まとめ
今回は代表的な物をご紹介しましたが、これ以外にも数多くの音声配信サービスが存在します。
ニッチな内容に焦点を当てたコンテンツの配信も行われており、「スキマ時間」や「ながら聞き」に最適な音声コンテンツ。
これを機会に始めてみてはいかがでしょうか?
オススメオーディオブックサービスについては、下記の記事もご覧下さい!
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